医師 求人を活用する手法を探る

H大学医学部のグループによるこの研究は、「ニューイングランドージャーナルーオブーメディシン」2000年6月1日号に報告されました。
研究グループは、米国のテレビと新聞による医学報道の質を評価するために、3つの薬剤の効果についての報道を取り上げた。 3つの薬剤は、1991年に発売されたコレステロール降下剤、1995年に発売された骨粗霧症の治療薬、それに心臓病予防に有効とされているアスピリンだ。
1994~1998年に、米国の4大テレビ局(ABC、CBS、NBC、CNN)と36の新聞が報道した、3つの薬剤についての記事をすべて集めて、その中から207本の記事をランダムに選んだ。 この内訳は、それぞれの薬剤についての新聞記事が60本ずつで計180本、それにテレビのニュース報道が27本だった。
それぞれの記事の内容を分析して、つぎの3点を評価した。 ①薬剤の効果についての表現方法が、「相対的」か「絶対的」か。
②副作用や費用についての議論があるか。 ③記事のなかに引用されている研究や研究者と、製薬会社との結びつきについての言及があるか。
最初のポイントだが、例えば新しい薬剤によって死亡率が10%から7%に下がったという研究結果のばあい、「死亡率が3%下がった」というのは「絶対的」な表現で、「死亡リスクが30%低下した」というのは「相対的」な表現になる。 薬剤の効果を「相対的」な表現であらわすと、「絶対的」な表現であらわすよりも、医師や患者がその有効性を信じやすくなるというこれまでの研究が、この評価ポイントを設けた背景にある。
その結果、207本の記事のうち83本(40%)では、薬剤の効果が、具体的な数値では示されていなかった。 数値が示されていた残りの214本のうち、103本(83%)は「相対的」な表現のみ、3本(2%)は「絶対的」な表現のみだった。
両方が示されていたのは、18本(15%)に過ぎなかった。 また、副作用についてふれていたのは記事全体の47%(98本)、費用について述べてたのは30%(63本)にとどまった。

具体的な研究や、専門家のコメントを引用した記事は170本あった。 この記事の50%(85本)では、製薬会社から資金提供を受けている研究や専門家からの引用が行われていた。
しかし、記事の中でこうした提携関係に言及していたのは、85本のうちの33本(39%)にとどまった。

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